想狗庵

19世紀ヴィクトリア調イギリスや、ロマン、モダンあふれる20世紀初頭の日本 スチームパンクや理科趣味など


19世紀ヴィクトリア調イギリスや、ロマン、モダンあふれる20世紀初頭の日本

スチームパンクや理科趣味など、日々夢想するありたかった世界の空想の種

作品紹介「ディファレンス・エンジン」

タイトル:ディファレンス・エンジン 

(著)ウィリアム ギブスン/ブルース スターリン


内容

時は産業革命、英国の数学家チャールズ・バベッジによって発明された「差分機関」の完成で、蒸気機関が著しく発達した1855年のロンドン。蒸気が支配する異形の世界で、革命家の娘シビル・ジェラードは謎の紳士との出会いをきっかけに遥かな冒険を夢想し、古生物学者エドワード・マロリーは暴漢に絡まれる女性エイダ・バイロンを救い、国際的陰謀へと巻き込まれる!サイバーパンクの中心的な作家2人が紡ぐ記念碑的名作。

Amazon「BOOK」データベースより引用)


この世に「スチームパンク」という言葉を生み出した2人の作品。

最近のスチームパンクイメージよりも暗く重々しい作品で、

まさにサイバーパンクを19世紀の世界観で表現した、という感じです。


スチームパンクの代表作でありながら、冒険活劇を期待すると読み辛い作品かもしれません。

どちらかというと鬱屈とした暗い印象の作品ですが、

蒸気仕掛けのスーパーコンピュータ、「ディファレンス・エンジン」を初めとする

超技術の数々はまさにスチームパンクです。

作品の雰囲気が好みに合えばきっとお気に入りの作品になるはずです。


また、さすが「歴史改変小説」なだけあって、

19世紀の実在の人物たちが現実とは少しずつ違う形で登場しています。

なにが現実と違うのか?気になりだすと現実の19世紀にも興味を持つきっかけになるかもしれません。

 

ディファレンス・エンジン〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)

ディファレンス・エンジン〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)

 
ディファレンス・エンジン〈下〉 (ハヤカワ文庫SF)

ディファレンス・エンジン〈下〉 (ハヤカワ文庫SF)